抵抗温度計の種類
白金測温抵抗体
高い温度でも安定していて、広い温度範囲に渡って精密な温度測定に適しています。
サーミスタ測温体
小型で精密な温度測定が可能ですが、使用できる温度が低く、また使用できる温度範囲が極めて狭いので、ある一定の温度のみを測定する場合に使用します。
抵抗温度計の構造
- 保護管型測温抵抗体
- シース測温抵抗体
- 内部結線の方式
保護管型測温抵抗体
抵抗素子に導線を接続し、保護管に収めたものです。
シース測温抵抗体
ステンレスパイプの中に酸化マグネシウムを固く充填し、パイプの中を通るニッケル導線を、互いに絶縁させたシース導線の先端に抵抗素子を取り付けたものです。保護管型測温抵抗体に比べ細型で振動に強く、曲げ加工が容易です。
内部結線の方式
抵抗温度計は抵抗の変化によって温度を測定する仕組みなので、リード線の電気抵抗および結線についても注意を払う必要があります。最も精度よく温度を測定するには4線式が適していますが、主に温度校正の分野において使用されていて、工業用としては3線式が最も多く使用されています。2線式はリード線の抵抗値の変化が大きいためあまり使用されていません。 |